顔認識や音声録音などの機能は、安全性の面で強力なツールです。しかし一方で、こうした機能と付随するデータは慎重に扱う必要があります。そこで、機密性の高い機能の使用に対する管理者の可視性と管理を向上するため、機能マネージャーを導入しました。
機能マネージャーを使用すると、組織管理者は組織レベルで特定の機能の無効化や完全な削除をおこなうことができます。現在、機能マネージャーでは、ビデオリンクの共有、音声録音、人物と車両の分析機能、ナンバープレート認識機能が管理できます。
機能を無効にすると、組織内の任意のデバイスでその機能を有効にする機能が非表示になります。こうすることで、たとえば、サイト管理者が社内のガイドラインに反する機能を誤って有効にすることを防止できます。組織管理者は必要に応じて機能マネージャーで組織の機能を再度有効にすることで、この操作を元に戻すことができます。
機能の削除も同様に機能しますが、削除した場合は、Command内で管理や復元をすることはできません。機能の完全な削除が可能になるため、その機能が組織内で確実に使用されないという安心感が得られます。削除された機能を元に戻すには、Verkadaサポートに連絡しNotarized Letter(公正証書)を提出する必要があります。機能の削除を元に戻すのは複雑な手続きとなるため、2人の組織管理者の同意が必要となります。
また、機能マネージャーでは、組織レベルとデバイスレベルの両方で全機能の設定の概略(機能のステータスが最後に変更された日時や変更者など)を示す「コンプライアンスレポート」をPDFとして表示できます。このレポートは、組織がコンプライアンスや監査プロセスへの対応に活用できるよう提供されるものです。
機能マネージャーとコンプライアンスレポートの詳細については、 ヘルプ記事をご覧ください。