本日Verkadaは、6つのソフトウェアアップデートを発表し、Verkadaアクセスコントロールへの統合を開始しました。これらの強化されたプラットフォーム機能は、新規ユーザー、使用事例、および統合をサポートすることで、Verkadaアクセスコントロールの導入機能を拡張します。
Schlage Controlシリーズの統合
Verkada製品は、集合住宅のドア向けに設計された一連の無線デッドボルトロックであるSchlage Controlロックと統合できるようになりました。この統合は、不動産管理や集合住宅での導入をサポートするための包括的な物理セキュリティソリューションを構築するという当社の取り組みにおいて、重要な一歩となります。
この統合により、Verkadaのお客様は、Command、ユーザーとアクセス管理、製品間の統合など、Verkadaアクセスコントロールのすべての機能を、SchlageのControl無線デッドボルトロックと併用できるようになります。Controlロックは、すでに設置されている場合、および新しく設置する場合の両方に使え、特に住宅管理機関が管理する住宅に最適です。Verkadaのネイティブプラットフォーム統合と専用のControlロックを活用することで、分散している施設の複数のドアを管理して保護し、リモートによるドアロック解除を行うことが可能になります。
詳細については、Schlage Control統合発表についてのブログ記事をご覧ください。
アクセスコントロールAPIに関するお知らせ
Verkadaアクセスコントロールの機能とそのカスタマイズ性を最大限に活用するため、まったく新しいAPIセットを発表いたします。これにより、Verkadaアクセスコントロールとほかのソフトウェアシステム間でプログラムによる通信が可能になります。
ユーザーAPIを使用すると、お客様はVerkada Command内のユーザー情報にアクセスし、取得や削除、有効化、無効化、修正などの変更を加えることができます。
新しいアクセスコントロールAPIを使用すると、お客様は、ユーザーアクセスコントロールの権限、認証情報、およびアクセスグループにアクセスして変更できます。このAPIにより、オンプレミスのシステム、およびPeopleSoftやWorkdayのようなクラウドベースのシステムを含むサードパーティ製ユーザー管理システムとVerkada間において、シームレスな統合が実現します。
新しいアクセスコントロールイベントWebhookを使用すると、お客様が提供するURLエンドポイントに、アクセスコントロールイベントをVerkadaがリアルタイムに送信するようプログラムできます。これにより、ドアのロック解除やロックダウンなどのアクセスコントロールイベントが発生すると即時に送信され、それをベースに築かれるカスタム統合とビジネスインテリジェンスアプリケーションが可能になります。
ナンバープレート認識でロック解除
Verkadaは最高クラスの認証情報の構築に取り組んでおり、それぞれの使用事例において必要なレベルのセキュリティを備えた、シームレスなユーザーエクスペリエンスを提供します。本日、ナンバープレート認識ロック解除(LPRロック解除)をリリースいたしました。これは、駐車場や高度な車両運用を行う企業向けに設計された、駐車場入口用の新しい認証情報機能です。
この機能は、Verkadaが持つコンピュータビジョンとネットワーキングの専門知識に基づいて構築されており、インターネットに接続していなくても、0.5秒以内に駐車ゲートをロック解除します。LPRロック解除は、新しいピアツーピア通信プロトコルを使用しており、LPR対応の CB52およびCB62 BulletカメラとVerkadaのAC42およびAC62ドアコントローラ間において、デバイス同士の安全な通信を実現します。Verkadaデバイス間のピアツーピア通信が、LPRロック解除などでどう使用されているかについては、今後公開予定のエンジニアリングに関するブログ記事をご覧ください。
あらゆるアクセスユーザープロフィールに追加できる、新しい形式のアクセス認証情報(ナンバープレート)を導入します。バッジ、フォブ、およびモバイル認証情報と同様に、ナンバープレートによるロック解除イベントはすべてアクセスユーザーに関連付けられ、Verkada Commandでのシームレスなレポート作成、分析、および調査が可能になります。
詳細については、新しいナンバープレート認識(LPR)ロック解除統合ガイドを参照してください。
フロアプランへのドアの追加
Verkada Commandのフロアプランは、建物で何が起こっているかをリアルタイムのダッシュボードに表示し、建物の物理セキュリティシステムを直感的に視覚化します。フロアプランをさらに強力な物理セキュリティツールにするため、Verkadaアクセスコントロールドアのサポートを追加しました。これにより、フロアプランへのドアの配置、およびドアのサイズや向き、スタイル(片側ドア/両開きドア)の編集が容易になり、設計図に完全に合致させることができます。
フロアプラン内の任意のドアをクリックすると、コンテキストカメラからのライブフィードが即座に表示され、リモートでロック解除を行えます。さらに、ドアイベントモードでは、各ドアの現在のライブ状態(ロック解除、ロック、開いている、閉じている)だけでなく、注意が必要な状況(例: DFO、DHO、低バッテリー残量、オフライン、ロックダウン)などもハイライト表示されます。
入場/退出用ドア
多くのお客様が入場用のリーダーと退出用のリーダーを、ドアの両側に取り付けています。Verkadaはこれらの入場/退出ドアを直接サポートするようになりました。お客様は、アクセスコントローラに2つの連続したドアポート(入場用リーダーにはポート1、退出用リーダーにはポート2など)を指定することで、簡単に設定できます。Commandでは、入場/退出ドアのイベントはすべて同じドアページに表示され、移動方向によって、入場か退出かがタグ付けされます。各入場/退出ドアに必要なドアライセンスは、1つだけです。
決まったスケジュールで提供される保存済みレポート
Verkadaのアクセスコントロールレポートでは、すべてのアクセスイベントを期間、グループとユーザー、ドア、サイト、イベントタイプ別に絞り込み、必要な情報を精密に特定して分析できます。
一連のフィルターを保存済みレポートとして保存し、いつでも簡単にアクセスできる機能を追加しました。また、指定したスケジュールで保存済みレポートをエクスポートして指定の受信者にメールで送信するように設定できます。
8月24日に発売開始
本日発表された機能はすべて、既存の全アクセスコントロールソフトウェアライセンスに含まれています。これらの機能は、2023年8月24日にすべてのCommandオーガナイゼーションで有効になります。詳細またはデモを予約するには、[email protected]までお問い合わせください。