訪問者管理ソリューションの発売以来、2年間で130万人以上の訪問者がVerkada Guestを使用して入館手続きを行なっています。学区から企業や製造業の施設まで、多くの組織がVerkada Guestを使用して、受付業務を合理化し、セキュリティを強化しています。
企業や学校環境で順調に利用できている場合でも、必ずしも他の業界で問題なく利用できるとは限らないことを当社は十分に理解しています。医療機関のように特有のワークフローと規制要件がある業界では特にそうです。そのため、今回、病院、クリニック、医療施設向けに特別に設計されたVerkada Guestに新しく加わったユーザー体験、Guest for Healthcareをご紹介できることを大変嬉しく思います。医療機関はVerkada Guestの機能を活用することで、患者のプライバシーを尊重しつつも、受付業務を簡素化し、患者とスタッフの安全を保護し、訪問者にシームレスな体験を届けられます。
受付業務の簡素化
受付スタッフは訪問者管理を行うために複数のアプリケーションとワークフローを同時に操らなくてはならないことがよくあります。訪問者を記録するシステムを採用したものの、訪問先の患者の電子カルテ（EMR）や電子健康記録（EHR）のシステムを検索して、さらに別のプログラムから情報を取得し、それを入館バッジの印刷時に手入力しているという医療機関もあるでしょう。それに加えて、個別の診療科に通知して、該当する患者の承認リストを確認する必要も往々にしてあります。
Verkada Guest for Healthcareを使用すると、数回のクリックですべての操作が完了します。従業員は[新しい訪問者]を押して、訪問者に操作を依頼します。訪問者はiPadで本人確認書類をスキャンし、面会する患者の名前を入力するだけの簡単な手続きです。
Verkada Guestでは、EMRまたはEHRシステム*から関連する患者情報を自動で表示し、訪問者を公表されている犯罪者データベースと照合してスクリーニングを行い、必要に応じて患者による承認／拒否リストに記載されているかどうかを確認します。訪問者が承認されると、訪問者別のカスタムバッジが即座に印刷され、関連する病棟に通知が送信されます。また、Verkada Guestは面会に来た訪問者を追跡して、面会のガイドラインを強化することもできます。
Verkada Guestは、ICUやNICUのような立ち入り制限のある病棟で2番目のチェックポイントもサポートします。受け入れ側の病棟では、受付を済ませた訪問者を確認し、訪問者の到着時に本人確認書類やバッジのQRコードをスキャンして本人確認を行えます。
Guest for Healthcareは患者のプライバシーを念頭に構築されています。受付スタッフは、受付手続きを完了するために必要な最小限の情報しか目にしません。EMRやEHRのシステムで機密扱いになっている患者情報にはアクセスできません。
患者とスタッフの安全を守る
当社独自の調査から医療従事者が職場での安全性に高い懸念を抱いていることが判明しました。2023年Verkadaの職場での安全性調査によると、医療従事者の54%が、職場での安全性がすぐに改善されない場合には、今後12か月の間に職場を去る可能性が高いと回答しています。
Verkada Guestを使用して、病院は好ましくない訪問者を入口のドアに入ってくる前に阻止し、スタッフや患者の安全を守ることができます。また受付手続きにセキュリティスクリーニングを組み入れることもできます。それにより受付手続き中に、性犯罪者登録名簿や犯罪者データベースで訪問者を即座に照合できます。疑わしい人物が検出されると、数秒で受付スタッフに確認のためにデータが共有され、担当者が結果を確定すると、対象の人物の入場は拒否され、警備にSNSで連絡が届きます。
Guestを使用すると、検索可能な訪問者ログでサイトに誰がいるのかを可視化できます。GuestはVerkadaのカメラとアクセスコントロールにネイティブに統合されているため、セキュリティチームは病院内の訪問者の動きを即座に表示し、重要なエリアへのアクセスを制限できます。
インシデントが発生した場合、セキュリティチームはすぐに該当する訪問者についてのすべての最新映像を取得できます。インシデントの再発防止のために、該当する訪問者を患者ごと、サイトごと、グローバルの拒否リストに追加するか、あるいは要注意人物としてマークできます。要注意人物にマークすると、施設全体にわたり、いずれかのカメラで対象人物の顔の特徴と確率的に一致すると検出された場合、アラートが発動されます。
シームレスな訪問体験を実現
安全とセキュリティが最優先されるとはいえ、受付手続きは訪問者が医療機関を訪れた際の第一印象となるため、シームレスな体験を実現することが重要です。Verkada Guestを使用すれば、訪問者が建物に入ってから立ち去るまで、先進的で快適な体験を提供できます。
Verkada Guestでは、ブランドのロゴやカラーを用いた、親しみのあるウェルカム画面で訪問者を迎えることができます。フロントデスクの従業員が受付手続きを開始すると、本人確認書類のスキャンと文書への署名をiPad上でシームレスに実行できます。紙とペンを使った手作業の受付業務はもう必要ありません。
受付手続きを終えた訪問者は、メールまたはSMSで、カスタマイズされた受付手順とセルフサービスの退出手続きのためのリンクを受信します。訪問者が同日に再訪する場合には、訪問者とスタッフの時間を節約できるよう、バッジのQRコードをスキャンすればすばやく受付ができます。
その他の特徴
ベータ版のGuest for Healthcareは本日からご利用いただけます。ご利用を開始するには、Verkada営業担当者にお問い合わせいただくか、[email protected]までメールにてご連絡ください。さらに詳しい情報については、Guest for Healthcareの概要をダウンロードしてください。
*Verkada Guestは、HL7規格を使用したEMRまたはEHRであれば、どのシステムとも統合できます
