Verkadaは、さまざまな業界の幅広いお客様に協力しています。ビデオ監視は、こうした組織のそれぞれで物理空間を監視して保護することにより、重要な役割を果たしています。ただ、ビデオ監視映像に映る可能性がある人物のプライバシーを確保することも、組織の重要な責務です。
プライバシー領域の設定機能により、管理者は機密エリアでの録画を簡単に管理できるようになりました。
プライバシー領域とは何ですか?
映像を録画するとき、カメラは視野に入るものはすべて撮影します。これはビデオ監視ソリューションとしては望ましいことが多い反面、組織は個人のプライバシーを確保したり、機密情報を保護したりする方法も検討しなくてはなりません。これら両方のニーズを解決しようとすると、プライバシーが安全の犠牲になったり、あるいは、その逆になったりします。
そこで、プライバシー領域を設定して、妥協の必要性をなくします。撮影が必要な場所すべてにカメラを追加した上で、特定のゾーンを戦略的に撮影禁止にするのです。
ゾーンの追加は、録画された映像にオーバーレイやマスクをかけるだけではありません。センサーレベルで録画が阻止され、カメラが指定されたエリアの映像を録画しなくなるので、機密情報の漏洩が一切なくなります。
プライバシー領域を使う場面
どのような組織も、プライバシー領域を追加することでメリットを受けられます。機密のエリアやアクティビティから個人情報の保護まで、プライバシー領域を設定することで、ただちにセキュリティを強化できます。
例えば、医療業界では、ナースステーションや、その他、患者情報が映りそうなエリアにあるカメラの撮影範囲を限定することで、メリットを得られます。
プライバシーのために領域をブロックするだけでなく、単純に録画の必要がない領域をプライバシー指定領域とすることもできます。例えば、交通機関では、乗客の行動を監視しながら運転士を保護したい場合があるでしょう。
また、学校であれば、プライバシー領域は生徒のプライバシーを保護するツール一式を補うものとして役立つでしょう。これには、保健室だけでなく、生徒が学校のデバイスに個人情報を入力する可能性のある作業スペースも対象となります。
開始方法
プライバシー領域は、組織内のどのカメラにも追加できます。まず、カメラの設定に移動し、[プライバシー]を選択して、[Enable Privacy Regions(プライバシー領域を有効にする)]をオンに切り替えます。
有効になると、グリッド付きのカメラのフィードが表示されます。プライバシー領域を追加するエリアにドラッグするだけで完了です。[適用]をクリックすると、変更がすぐに反映されます。
プライバシー領域の詳しい使用方法については、ナレッジベースを参照してください。
さらに詳しい情報が必要な方は、20分間のデモをご覧の上、Verkadaが物理セキュリティへのアプローチの最新化にどのように役立つかをご確認ください。