Akron Bio
15分
調査時間
125,000平方フィート
新しい施設
360度ビュー
重要な領域を見渡す視野の広さ
2006年に設立されたAkron Bioは、命を救う細胞および遺伝子治療に使用される重要な構成要素を製造する大手メーカーです。フロリダ州ボカラトンに本社を構え、最近ではフロリダ州サラソタの12万5千平方フィートの新しい施設に事業を拡大しました。
シニアITマネージャーのRay Dempz氏は、ビデオセキュリティ、アクセスコントロール、訪問者管理など、両拠点の建物のセキュリティとテクノロジーの責任者を務めています。Visionary Systems AVと提携し、Dempz氏は旧式で統一性のないインフラストラクチャをVerkadaの最新の統合されたソリューションにアップグレードしました。
課題
アナログのセキュリティインフラストラクチャと紙ベースの受付手続き
カメラ、ドア、従業員、訪問者を管理するリモートアクセスが皆無
統一されていない自社システムを用いた長い調査時間
Dempz氏が引き継いだのは、アナログのカメラシステムと、1台のPCからしかアクセスできない自社のアクセスコントロールテクノロジーでした。「旧式のソリューションは拡張性がなく、時間の経過とともにテクノロジーが古くなっていきました。」訪問者管理は紙の受付簿しか用いておらず、書類への署名を自動化したり、訪問者の写真を撮ったり、必須欄への記入を徹底したりすることが容易ではありませんでした。
「以前は週に7~10人の訪問者でしたが、今では50人にまで膨らんでいます。手書きの受付簿を、より拡張性のあるデジタルソリューションに置き換える必要がありました。ぴったりのタイミングで登場したのがVerkada Guestでした。」
Verkadaを使用した成果
セキュリティオペレーションのデジタル化で効率とプライバシーを向上
訪問者管理をカメラやアクセスコントロールと統合してセキュリティを強化
役割ベースのアクセスレベルとタッチレスBLEロック解除
ePTZカメラを用いた重要エリアの完全没入型360°ビュー
バイオ製造業界では、安全性と品質については妥協の余地がありません。Akron Bioは、cGMP(現行適正製造基準)および国際基準に沿って運営されるISO 13485認定企業として高い基準を維持しています。Verkadaを使用して、訪問者管理をデジタル化し、組織全体の物理セキュリティを強化しました。
セキュリティオペレーションのデジタル化で効率とプライバシーを向上
「Verkada Guestは、受付業務の効率を10倍に引き上げています。訪問者にパーソナライズされた招待メールを送信したり、到着時にアラートを送信したり、さらにはモバイルデバイスからドアのロック解除をしてもらったりすることが可能です。」
従来の受付簿をVerkadaの統合された訪問者管理ソフトウェアに置き換えることで、Dempz氏は建物に入るすべての訪問者を確実に確認し、行動を把握できるようになりました。医療業界ではプライバシーへの懸念があるため、Verkada Guestを用いて、受付手続きをカスタマイズするとともに、セキュリティスクリーニングや新型コロナウイルス対策のチェックを行っています。
ビデオとアクセスコントロールを訪問者管理に統合してセキュリティを強化
「訪問者の受付手続きを自動化し、秘密保持契約への署名、写真撮影、Verkadaアクセスコントロールによるアクセス制限などのセキュリティ対策を追加しました。インシデントが発生した場合、統合されたビデオ監視を使用してすぐに訪問者の動きを遡って調べ、どこにいたのかを確認できます。」
以前のDempz氏は、連係の取れていない複数のセキュリティシステムでなんとか業務をこなしていましたが、今では一元化されたクラウドベースのソフトウェアプラットフォームで訪問者、アクセスコントロール、ビデオ監視を管理できるようになりました。 Command の直感的なインターフェースから、認証情報をリモートで管理し、バッジを作成し、現場でバッジを手渡す担当のスタッフを指定できます。「関係業者からUPSやFedExの配送員に至るまで、建物に入る人全員にVerkada Guestを通じて受付を済ませてもらい、写真を撮ります。」ネイティブに統合されたカメラを使用することで、写真を手がかりに個人を検索し、対応するビデオ映像を数秒で取得できます。
「Verkadaを使用した最初の調査も、それ以降の毎回の調査も、1時間もかからず、ほとんどのケースで15分程度でした。」
ePTZカメラを用いた重要エリアの完全没入型360°ビュー
「CF81-Eはまさに大変革をもたらすものです。従来と同じ360ºビューですが、再生中でもリアルタイムの環境に戻ってパンすることもできます。まるで、その場にいるような感覚になります。」
12MP画像センサーを搭載したCF81-Eは、柔軟に導入でき、天井の低い環境でもカバー範囲を高画質で映し出します。CF81-Eは、180°パノラマ、4方向分割、没入型360° デジタルのパン・チルト・ズーム(ePTZ)の3つの表示モードで操作できます。ePTZモードで360°のFisheyeビューとePTZを切り替えれば、Dempz氏は映像フレームをクリックして仮想の監視者としてインシデントを調査できます。
BLEロック解除による役割ベースのタッチレスアクセス
Verkada Guest管理システムをVerkadaアクセスコントロールと組み合わせることで、適切なユーザーが、適切なタイミングで、適切なレベルでアクセスできます。Dempz氏は、訪問者や従業員にカスタム権限を設定できるほか、ビデオ分析を使用して動線を分析し、ワークフローの効率を向上させることが可能となりました。
「Verkadaの統合機能全体が驚異的です。スムーズな使い勝手には本当に驚かされます。当社の従業員は、手袋とPPEを着用したままタッチレスで入室できるため、Bluetoothを使用するこのVerkada Passアプリに大満足です。バッジリーダーで従業員がいることを即座に感知できるため、従業員がドアに近づくだけでロックが解除されます。」
Dempz氏は製造担当や倉庫担当から製品開発や品質保証まで、様々なユーザーの役割に合わせてアクセスグループを設定しています。従業員はVerkada Passアプリを使用して、スムーズかつタッチレスにBluetooth経由でドアのロックを解除できます。
クラウドベースのシステムを利用することで、従業員が別の施設に行ったときにバッジが機能するかどうかを心配する必要がなくなりました。一元化されたプラットフォームから、いつでもリモートでユーザー権限をカスタマイズできます。「建物へのアクセスを許可したり取り消したりするのに数秒かかりますが、SCIM統合でこれを自動化できるようになります。」
今後の展望: 進化するソフトウェアと製品シリーズ
「私たちが購入したほかのどのソリューションもいずれは販売中止になることにはすぐに気づきました。今、使用しているVerkadaの製品は、5年後には変わっているでしょう。さらに改善されていくことでしょうから。」
Dempz氏は、Verkadaへの投資が長期にわたって価値のあることだとわかっているので安心しています。このシステムは、最新のソフトウェアやファームウェアの機能強化など、自動更新により常に進化しています。次のステップとして、Dempz氏は、CF81-EのePTZモードを活用して、施設の製造作業の仮想ツアーを顧客に提供したいと考えています。また、バッジ、ドア、カメラのステータスのAPIフックの導入も検討しています。
「ここまでゆっくりとした展開でしたが、遅い歩みをランニングへと変えつつあります。地道に製品を探っていく中で、常に新しい機能を発見しています。これまでに体験してきたことを考えると、期待でいっぱいです。」
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