ラスベガス、ネバダ州
背景
ラスベガス市は米国のエンターテインメントの中心地であり、24時間365日休むことなく賑わう経済都市として多くの人に知られています。
最高イノベーション責任者であるMichael Sherwood氏は、活気あるこの大都市で技術の導入と戦略を指揮しています。彼のリーダーシップの下、ラスベガスは世界で最もテクノロジーに親和的で、急成長している都市へと変わりました。
「ラスベガスはエンターテインメントとホスピタリティの街として多くの人に知られており、毎年ここで最大の見本市が開催されています。しかしそれ以上に、私たちは世界中の人々を結びつけているのです。」
大きな挑戦
ストリップ通りの華やかさとは裏腹に、公共の安全や草の根コミュニティに向けた取り組みなど、ラスベガスにはよりソフトな側面があります。公園から公共のプールまで、住民の福祉はSherwood氏と彼のチームにとって最優先事項です。IT部門副ディレクターのChris Craig氏はこう話しています。
「街の安全を守るという重要な仕事に背筋が伸びる思いです。ITの専門家である私たちは、さまざまなデバイスやシステムを扱っています。システムダウンによって怪我や不測の事態が起きないようにすることが、私たちの使命です。常に気を引き締めて、ことに当たっています。」
ラスベガス市は、拡大する人口を効果的にサポートするために、よりスマートかつ効率的な方法で運営できるインテリジェントなデジタルテクノロジーに注目しています。幸いにもネバダ州のビジネス環境は50州のうち7位という評価を受けていて、イノベーションの成果が実を結ぶ段階になりつつあります。
Verkadaを選ぶ理由: 眠らない街の24時間年中無休のセキュリティ
Verkadaを使用することで、Sherwood氏は公共スペース全体の状況把握と緊急事態への対応力を向上させることに成功しました。同時に、彼はVerkadaプラットフォームからの実用的なインサイトを活用して、サイトや部門全体の効率を高めています。
「私たちはVerkadaを2つの方法で使用しています。典型的な方法と非典型的な方法です。典型的なセキュリティの使用事例では、Verkadaは人々と公共の場所を保護するのに役立っています。非典型的な使用事例では、Verkadaのコンピュータービジョンテクノロジーを活用して、空間の計画と運用を最適化しています。」
公共の安全を守る
ネバダ州には250万台以上の自動車が登録されており、Sherwood氏が対応する領域は大きいものです。VerkadaのLPRソリューションと通知システムは、24時間体制で駐車場の安全を確保するのに役立ちます。一方、既知の犯罪者や常習犯に対する要注意人物アラートは、警戒とセキュリティについての判断材料になります。
「私たちのような規模の都市にとって、敏捷性は非常に重要です。Verkadaを使用すると、緊急対応を自動化し、第一応答者にすぐにアクセスできるようになります。しかも、それが1つのシンプルなプラットフォームから実行できるのです。」
プライバシーの保護
またVerkadaにより、市はプライバシーを尊重しながら市民と財産を保護する立場を取ることができます。Sherwood氏は顔のぼかし加工とプライバシー領域を使用して個人情報を保護できます。一方で、人物分析は意図的に有効にしない限り、デフォルトで「オフ」になっています。Sherwood氏はまた、役割別のアクセス許可と包括的な監査ログを使用して、システムへの適切なアクセスを制限し、安全を確保しています。
効率をアップ
「セキュリティだけでなく、Verkadaはコンピュータービジョンテクノロジーを通じて実用的なインサイトを提供してくれます。データに基づいた分析により、効率を高め、運用を最適化する方法を常に見つけられます。」
ラスベガスは、パイロットプログラムを通じて、公共公園にスマートシティ技術を導入した最初の自治体のひとつとなりました。Verkadaを使用して、Sherwood氏は、投資、拡張、およびサービスに関する決定を通知するために、客足に関する定量化可能な指標を手に入れました。混雑傾向などのスマートな機能により、都市計画担当者は1日の中で最も混雑する時間を簡単に把握し、特定のスペースのメンテナンスの時間帯を最適化できます。
どこからでもアクセス
「画面1つで完結するので、複数のアプリケーションの使い方を学ぶ必要はありません。シンプルで使いやすいアプリケーション1つで、すべてが解決しました。」
クラウドベースのCommandプラットフォームから、Sherwood氏と指定されたチームメンバーは、公共の安全の問題を迅速に特定、対応、解決できます。ビデオセキュリティは、アクセスコントロールおよびアラームがネイティブに統合されており、ドアやアラームに関するイベントを発生と同時に把握でき、その状況についても確認できます。Sherwood氏は、リモートでドアの施錠または解錠、映像の表示または送信、モバイルアプリまたはWebブラウザからのアラームイベントの確認を行うことができます。
容易に拡張
「最初の設定さえ行えばあとは手をかけなくてもよいので、自社のシステムを拡張するための柔軟性が得られました。市民だけでなく、第一応答者に対する安全とセキュリティを向上させながら、全体的なコストを削減することができます。」
ゼロタッチでのメンテナンスと明快な総所有コストにより、Sherwood氏はVerkadaのシステム使用料を正確に把握することができます。ライセンスには、業界最高水準の10年保証と、最新の機能とセキュリティ強化を含むソフトウェアとファームウェアの自動更新が含まれています。
「ラスベガス市における、特にテクノロジー分野における戦略の多くは、『設備投資コストをどのように管理するか?』というものです。Verkadaのシステムを導入するスピードと手軽さは、現在市場に出回っているどの製品とも一線を画しており、70%も早く設置でき、すぐに投資の回収が実現できました。」
結果: 導入にかかる時間を70%短縮し、一元管理を実現
Sherwood氏はVerkadaの展開を拡大する予定で、フル稼働時には500人を超える市職員にVerkada Passへのアクセスを提供する計画です。セキュリティと利便性を高めるために、Bluetoothタッチレスエントリによるアクセスコントロールは、イノベーションセンターを含む主要なサイト全体ですでに有効になっています。
市全体でより多くのセキュリティインフラストラクチャを一元化するために、彼は追加の製品ラインをテストしています。たとえば、訪問者管理をデジタル化するためのGuestや、環境の健全さ、安全、快適さを強化するためのセンサーなどです。
「将来の実施計画は多岐にわたります。私たちは、公園を含む公のスペースにカメラを配備し続けています。効率的になればなるほど、コミュニティを変え、影響を与える取り組みにより多くの時間を割くことができます」
Verkadaの物理的セキュリティソリューションの統合プラットフォームについて詳しくは、今後のウェビナーにご参加いただくか、無料トライアルにお申し込みください。