グリーンフィールドコミュニティカレッジ
25,000ドル
年間の節約額
自動更新
無線でのアップデート
5秒
キャンパスのロックダウンに必要な時間
背景
マサチューセッツ州西部の活気に満ちた地域に本拠地があるGreenfield Community Collegeは、充実した編入プログラムで知られる公立の2年制コミュニティカレッジです。35以上の学位取得オプションと認定資格の選択肢を提供するこのカレッジでは、5つのキャンパスにまたがり2,000人のパートタイムおよびフルタイムの学生に職業訓練とキャリア開発の機会を提供しています。
Alex Wiltz公安局長は、大学の警察署長および緊急事態管理コーディネーターも務めています。Wiltz氏は、学生の福祉厚生に重点を置いており、キャンパスの安全性に関するリソースとプロセスを改善する方法を常に模索しています。Greenfield Community Collegeが20年度の高等教育安全・セキュリティ補助金を受けたとき、Wiltz氏はセキュリティ管理と緊急時対応の両方を効率化するクラウドベースのアクセス制御システムを展開するチャンスだと考えました。
大きな挑戦
「2018年11月に、キャンパスの封鎖をする事件が発生しました。緊急通報システムを強化するために、さらに多くのことを行う必要があることは明らかでした。警察がキャンパスを回り、建物を物理的に保護する必要なく、学校を封鎖する簡単な方法が必要でした。」
同校では、2011年に設置された旧式のアクセスコントロールシステムを引き続き使用していました。機能的な制限があったにもかかわらずシステムのライセンス料は高額で、大学の予算を超えていました。さらに、リモートでドアをロックしたり、アクセス関連イベントの履歴ログを表示したりする方法がありませんでした。2018年のキャンパス封鎖中、メインキャンパスをパトロールする2人の警察官が戸別に回って、1個ずつ施錠しなければなりませんでした。キャンパス全体のセキュリティを少人数のチームで担当していましたため、Wiltz氏は建物を迅速に保護し、チームがインシデントに対応できるようにする方法を模索していました。
Verkadaを選ぶ理由
「再び緊急事態が発生した場合、キャンパスを即座にロックダウンできる必要があります。Verkadaには、私がアクセスシステムに求めていたものがすべて揃っていました。一元管理、クラウドベース、サーバー不要という環境のほか、直感的に操作ができるので1日がかりのトレーニングが不要というのも決め手でした。」
Verkadaを導入したWiltz氏は、任意のモバイルまたは任意のWebブラウザからドアとユーザーをリモートで管理できるようになりました。リモートアクセスはデフォルトで有効になっていて、ソフトウェアのアップデートは自動的にプッシュされます。追加のコストや構成は必要ありません。さらに、最新のインターフェースでクラウドベースのソリューションが使用されているので、Wiltz氏はユーザーのプロビジョニング、ドアスケジュールの設定、アクセスベースのイベントの確認をより簡単かつ迅速に行うことができるようになりました。
「私がVerkadaで気に入っているのは、すべてがとても簡単にできる点です。ユーザーを追加するのに7つの手順を踏む必要はありません。2つの手順だけで完了します。」
クラウドベースのロックダウンで迅速に緊急対応
「緊急時には、数分ではなく数秒で建物をロックすることができます。手元の携帯電話やパソコンからほぼ瞬時に外部ドアをロックできるのです。これは、以前にはなかったレベルの制御です」
Wiltz氏は、クラウドベースのソリューションによって緊急対応の時間を大幅に短縮できました。モバイルデバイスでVerkada Passアプリを使って、またはWebブラウザでCommandを使って、すばやくドアのロックとロック解除を行うことができます。Commandを使用して、どのドアをロックするか、どのユーザーがそれを作動できるか、ロックダウン中にドアにアクセスできるユーザー(初期対応者など)を指定したロックダウンシナリオを作成およびカスタマイズできます。ボタンをすばやくクリックするだけで、ロックダウンモードが有効になり、事前に指定されたドアが即座にロックされます。ネイティブのカメラ統合により、アクセスベースのイベントを即座に可視化し、数回タップするだけでライブフィードを初期対応者と共有できるようになります。
キャンパス内の許可された時間帯でドア開閉スケジュールを自動化
「Verkadaを導入する前は、施錠された建物に人を入れるために、10~15分ごとに警備員が呼び出されていました。今では、スタッフは必要な時間に、アクセスが必要な建物に入ることができます。チームの作業負荷が減り、全体を見据えた安全作業に集中できるようになりました。」
接触者追跡を可能にしつつ、新型コロナ対策を確実に実施するため、入り口のドアは部外者が入れないようにロックされています。Wiltz氏は、1日の特定の時間帯に特定のユーザーグループに対してドアを自動的にロック解除するようにスケジュールを設定し、スタッフメンバーがバッジを付けて入場できるようにしました。これによって、Wiltz氏のチームの時間と人件費を大幅に節約することができたのです。「チームと私は、キャンパス内のあらゆるドアをロックおよびロック解除できるように、毎日24時間アクセスできる『一般アクセス』権を持っています。ほとんどの教職員は、月曜日から金曜日の午前7時から午後10時まで、私たちが『コロナアクセス』と呼んでいる権限を持っていますが、私たちは、土曜日に開催される救急救命士プログラムなど、特定のグループが週末にアクセスできるようにスケジュールを設定できます。」休暇中やイベント中は例外を設定して、スケジュール全体を変更することなく、ドアアクセスを一時的に変更できます。
キャンパス全体の施設へのアクセスの階層レベル
「制御区域への立ち入りを制限するために、さまざまなユーザーグループに階層レベルのアクセス権を設定しています。ITアクセス権を持つすべての人がサーバールームのロックを解除できるわけではありません。」
Wiltz氏は、スタッフメンバーをさまざまなアクセスレベルに分類し、ニーズに基づいて役割ベース(RBAC)のアクセス許可を設定します。複数の鍵を持ち歩く代わりに、スタッフメンバーは1つのキーフォブだけでアクセスが事前に許可されているドアのロックを解除できます。立ち入り制限区域の場合、Wiltz氏はユーザーグループ内にカスタム許可のレベル層を追加して、許可されていない個人が立ち入るのを防いでいます。すべての警察官は、Wiltz氏のオフィスを除くすべてのドアにアクセスできますが、Wiltz氏と警備部長だけが同氏のオフィスをロック解除できます。同様に、一部のユーザーはITルームに入ることができますが、重要な技術情報が収容されているサーバールームのロックを解除することはできません。「以前は、サーバールームの外にWindows 98を実行するパンチパッドシステムがありました。問題が発生した場合に誰が入ったかを追跡できるように、Verkadaに切り替えることにしました。」
アクティビティログを使用したリモートサイトの可視化
「すべてのアクセスイベントは監査ログに記録されます。なのでログにざっと目を通すだけで、通常とは異なるアクティビティを簡単に特定できます。『強制ドア』や『拒否』などのフィルターを入力すると、強制ドアまたはアクセス拒否イベントのログがすべて表示されます。誰かが特定の建物にアクセスする必要があることがわかった場合は、ドアをクリックするだけでコンピューターまたは携帯電話から入室させることができます。」
Verkadaの一元化されたプラットフォームを通じて、Wiltz氏は過去のイベントの完全なログを閲覧し、注意が必要な活動を特定できます。どのドアが強制的に開けられる傾向があるかを見ることで、退去リクエスト(REX)を調整すべき場所がわかります。アクセスを「拒否」したイベントのログを作成することで、制限された時間やエリアにスタッフが入ろうとしている状況を大まかに把握できます。そこから、追跡するか、Verkada PassまたはCommandを介してリモートアクセスを許可することができます。
ドアライセンスごとのモジュール式価格設定
「Verkadaの価格設定は、私が選んだドアの数によって決まるので、コスト面で大きな差が出ます。4ドアコントローラでドアが1枚なら、ドア1枚分の料金で済みますね。」
Wiltz氏が以前使用していたアクセス制御ソリューションは、システムに搭載されているドアの数に関係なく年間料金が必要でした。「小さなキャンパスの場合、ドアごとの料金に比べて、年間ライセンス料金ではドアあたりの料金が高額になるのがすぐにわかります。」Verkadaを使用すると、追加料金なしでソフトウェアとファームウェアの更新が無線で自動的に展開されます。「年間ライセンスに必要な料金は約5,000ドルなのですが、アクセスコントロールシステムの費用としては微々たるものです。ドアごとの価格設定にすることで、コストを大幅に下げることができます。」Verkadaライセンスには、追加料金なしで新しい機能が利用できます。これらの新機能では、顧客からのフィードバックを積極的に取り入れています。「Verkadaは常に進化し続けています。以前にある機能リクエストをVerkadaチームに送ったことがあります。するとフィードバックを送ってから3日後にその機能が導入されていて、対応の早さに驚きました。」
今後の展望: 統合カメラシステム
「使いやすさは、私たちにとって重大な要素です。Verkadaの最も優れた点は、スタッフが建物へのアクセスを管理するための多くの時間と多くの手順を節約できることです。これにより、スタッフは本当に必要な場所に出向いてほかの業務に集中できるのです。OTAアップデートで提供される予定の新機能をデモでチェックしました。新機能の追加が待ち遠しいですね。」
Wiltz氏は、追加のカメラを導入してアクセスコントロールシステムと統合し、アクセスベースのイベントの可視性を向上させることを計画しています。同氏とそのチームは、インシデントが発生した場合に、より多くのコンテキストや視覚的な証拠を収集し、迅速な対応が可能になります。「ドアを管理できる強力なシステムを手に入れた今、今後の課題はカメラになるでしょう。」
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