テンプル大学ジャパンキャンパス
10年
間の製品保証
即時
SMSおよびメールアラート
24時間365日
の技術サポート
テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、米国ペンシルベニア州立テンプル大学の日本校として、1982年に設立。文部科学省が指定する「外国大学の日本校」の中で最も長い歴史を誇ります。学生の約64%が外国籍(2024年現在)で、授業はすべて英語で行われており、日本にいながら米国本校と同じ学位の取得が可能です。今回は、Verkada製品を導入したTUJに、そのメリットや効果についてお伺いしました。
お客様の課題
オンプレミスでのストレージ維持管理や運用が煩雑
高いセキュリティレベルの確保
録画映像の検索効率の低さ
Verkada選定理由
ハイブリッドクラウドアーキテクチャ
映像検索時間の大幅な短縮
大学校内安全の確保と労働環境最適化への活用
24時間のサポート体制、リアルタイムでのメールアラート
オンプレミス型に起因する保守コストと工数の増大化が課題に
テンプル大学はペンシルベニア州立の総合大学です。その歴史は、1884年に法学博士ラッセル・コンウェルが地域に根ざした教会「バプティストテンプル」で授業を始めたことに始まります。現在では、米国本校のほかローマと東京にもキャンパスを構え、約3万人の学生が学んでいます。日本校のTUJは1982年に設立。2019年8月に現在の東京都世田谷区のキャンパスに移転し、約4,000名の学生を擁しています。
セキュリティカメラを学内に設置する理由について、TUJのITオペレーション マネージャーのトーマス・J・ガーニー氏は次のように説明します。「日本は他国と比べてかなり安全ですが、それでも問題が発生することはあります。セキュリティカメラがあること自体が、入学を検討する学生や家族に対して、大学が安全性に配慮していることの証明にもなります。」
TUJは2019年、世田谷区へのキャンパス移転を機に、Verkadaのセキュリティカメラを導入しました。それまで使用していたオンプレミスのデジタルビデオレコーダー(DVR)とセキュリティシステムは、多くの専用ハードウェアを必要とし、録画を保存するストレージが故障した際には手動でRAIDの交換を行う必要があるなど、保守に多大な時間や費用がかかっていました。過去に、オフライン状態になってしまっており、映像が録画されていないという事態が発生したこともありました。ガーニー氏は「旧システムでは予測不能な故障が多々ありました」と振り返ります。カメラとデータのITデバイスとしてのセキュリティ面での配慮も十分ではなかったのです。
新キャンパスへの移転準備を進めていた2018年ごろから、TUJは保守コストと工数の軽減が見込めるクラウドベースのセキュリティカメラシステムを探し始めました。検討の結果、最終的にVerkadaを選定。CD30シリーズを中心に約30台を導入しました。
”ハードドライブの交換やストレージの再構築が不要になったことで、修理やメンテナンスのコストも削減されました。カメラがオフラインになると通知が届くようになったため、些細な作業のために複数の建物を走り回る必要がなくなりました。” - ITオペレーション マネージャー、トーマス・J・ガーニー氏
必要な場面や人物をすぐに見つけられるコマンドプラットフォーム
TUJがVerkadaを選定した理由の1つに、インシデント対応時間の大幅な短縮があります。従前のシステムではインシデント発生時に録画映像から必要な場面を探し出し、共有するまでに数時間もの時間を要していました。一方、Verkadaは必要な場面をすぐに見つけて共有するため、対応時間を大幅に短縮することができます。Verkadaが提供するクラウドベースのコマンドプラットフォーム(管理ツール)では、日時、画角内の動き、顔、人、車両などの情報から目的の映像を数秒で検索でき、その映像をSMS、メール、リンクなどで簡単に共有することが可能です。さらに、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも使用できるため、様々な場面から録画映像にアクセスすることが可能です。
ガーニー氏は、「インシデント対応時間を数時間から数分に短縮できました」と語ります。「当初、セキュリティカメラは監視目的で設置しましたが、誰が落書きをしたのか、何が盗まれたのか、あるいは移動されたのかを特定するためのデータをすぐに入手できるようになりました」さらに、スタッフや教職員の勤務時間の管理にも役立っているそうです。例えば、深夜に誰かが残業していると、人事部に自動で通知が届くようになっています。
セキュリティカメラは、全ての出入口、階段、廊下、エレベーターなど、人が通る場所に設置されています。過去に廊下で心臓発作を起こした人がいた際には、カメラの映像から、発作がいつどのように起きたのか、救急隊員の到着までに適切な対処がなされたのかを確認することができました。また、コロナ禍において、建物の出入り人数の統計データの集計が必要となった際には、データ分析機能を備えたVerkadaのカメラを利用することで、この要件を満たすことができました。
保守コストの削減だけでなく、TCOの予測も可能に
Verkadaは保守面でも大きな効果を発揮しています。ガーニー氏は次のように説明します。「かつてはRAIDストレージを購入し、一定期間ごとに更改する必要がありました。ですが、クラウドベースのVerkadaの導入により、画像保存用のハードウェアが不要となるだけではなく、通常の運用においても故障や障害によるHDD交換やストレージ再構築の必要がなくなり、コストと労力の大幅な削減につながりました。また、TCO(Total Cost of Ownership: 総保有コスト)が予測可能になったのも大きなメリットです」なお、Verkadaのカメラには最大10年間の保証が付いており、ソフトウェアライセンスにはソフトウェアとファームウェアのアップデート、セキュリティ強化、24時間365日の技術サポート、無制限のユーザーシートとクラウドストレージが含まれています。
万が一、カメラがオフラインになっても通知が届くため、今後はオフラインのまま何日も気づかないという事態は起こりにくくなるでしょう。また、ガーニー氏は「使い方がシンプルで、遠隔からの設定も可能なので、些細な作業のために複数の建物を走り回る必要がなくなりました」と語ります。
「Verkada を2019年から使い続けていますが、今でも発見があります。ダッシュボードにログインして新しいボタンを見つけると『どんな機能だろう?』と試してみるのが楽しみです」と話すガーニー氏。新機能がリリースされるとすぐにチェックしているそうです。同氏は、配達物や訪問者の管理のためのソリューションにも関心を寄せており、今後はVerkadaの製品を活用して、学生にとってより良いキャンパス環境の実現を目指しているそうです。
テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の詳細については、こちらをご覧ください: https://www.tuj.ac.jp/jp
無料の個別デモでVerkadaの機能をご体験ください。