The London Clinic
1932年以来、英国最大の独立系慈善病院の1つであるロンドンクリニックは、外科および医療に関する幅広い専門知識を備えた医療を患者に合わせて提供してきました。多数の臨床施設と非臨床施設を擁するロンドンクリニックには、1,300人の医療専門家が常駐し、指導医の資格を持つ700人の外科医と医師と提携しています。
セキュリティオペレーション担当ゼネラルマネージャーのLee Humphries氏は、施設全体の物理的セキュリティを5年間管理してきた今こそ、既存のCCTVシステムをアップグレードする時だと判断しました。消費者向けセキュリティ分野で急速な進歩が起こっているのを目の当たりにしたLee Humphries氏は、同様のレベルの監視、直感性、利便性を提供する商用CCTVソリューションの評価を開始しました。
大きな挑戦
「旧式のCCTV システムは使いにくかっただけでなく、メンテナンスにも非常に費用がかかりました。交換が必要な6台のDVRがあり、それぞれ6,000~8,000ドルほどの価格でした。そのハードウェアには見合わない莫大な支払だったのです。」
Lee Humphries氏は、ロンドンクリニックの安全性とセキュリティを確保するために、すべての敷地に400台近いカメラを設置する必要がありました。そこで、ハードウェアのコストを相殺し、日常業務を中断することなく迅速にインストールできるクラウドベースのソリューションを検討しました。
Verkadaを選ぶ理由
「アールズ・コート地区で開催されたセキュリティ展示会に行ったとき、『DVRなし、NVRなし』と書かれた大きなバナーが目につきました。すぐに私はその言葉に興味を惹かれました。患者とスタッフのセキュリティを最高レベルに保ちながら、その費用を削減できるものは何でも、知りたいと思っていました。」
地域のセキュリティイベントでCommandのデモを入手した後、Lee Humphries氏はトライアルを進めたいと思っていました。「虫が良すぎる話には、たいてい落とし穴があるものです。そこで私はVerkadaを自分で試すことにしたのです。」
新型コロナウイルス感染症対策の各種機能
「私たちは地域社会を支援するために最善を尽くします。新型コロナでは、さまざまな新しい課題がもたらされました。Verkadaの技術は、患者とスタッフを常に安全に保つために、さまざまな方法で私たちを助けてくれました。」
新型コロナの蔓延を踏まえて、Verkadaチームは製品戦略を迅速に方向転換し、医療従事者が医療現場でのリスクを軽減するのに役立つ機能を構築してくれました。ロンドンクリニックのチームは、モーションプロット、混雑通知、顔検索による接触追跡などの強力な新機能を使用して、影響を受けた患者の映像をすばやく分類することで、他の個人との接触が広がるのを防ぐことができます。
「チームが現在の出来事に対応して新しい機能を構築するのを目の当たりにするのは、信じられないほど感動的です。これはまさに適応技術の好例です。」
簡単なインシデント解決のためのリモートアクセス
「クラウドベースのCCTVソリューションを使用することで期待していたのは、自宅のドアベルシステムで得られるのと同じ使い勝手と安心感です。アプリにログインすると、瞬時に何が起きているのかがわかるんです。Verkadaは、同じように簡単にアクセスできるようになっています。設定は不要で、Verkadaアプリをダウンロードするだけで済みました。」
Verkadaのハイブリッドクラウドカメラを導入してまもなく、Lee Humphries氏は午前12時に、施設で発生しているインシデントになり得る事象について電話を受けました。現場のスタッフは手順に従い、目の前の状況に対処しました。Lee Humphries氏はチームと直接連絡を取ることができなかったので、代わりに携帯電話で通知フィードを開きました。同氏はすぐに状況を把握でき、チームがきちんと対処できていることがわかりました。
「私は真夜中にベッドに座って、事の成り行きを見ていました。スクロールして過去のいきさつを表示し、全体の流れを把握できました。現場スタッフのプロフェッショナルな行動のおかげで問題には至りませんでしたが、Verkadaがなかったら、状況把握のために急いでベッドから出て現場へ直行していたことでしょう。これは私にとって目を見張るような経験でした。緊急事態において、遠隔での監視があらゆる組織の健全性にとって重要であることは明らかです。」
セキュリティチームのための強力なリソース
「専任のセキュリティチームがある場合でも、Verkadaのテクノロジーを活用することで、建物をよりきめ細かく監視できるようになります。しかも警備員を増やすよりもはるかに効果的です。なぜなら人を増やすだけでは、インシデントが発生してから実際に通知が届くまでに時間がかかってしまう問題を解決できないからです」
カメラが設置されるとすぐに、Lee Humphries氏は Verkadaの管理プラットフォームへのアクセスを許可されたセキュリティ担当者と共有しました。サイトごとにカメラをまとめて、サブグループと権限を共有する機能により、安全かつ簡単な方法でアクセスを共有できるようになりました。さらに、追加料金なしでユーザーを増やせるので、Lee Humphries氏はこのリソースを活用して、セキュリティ巡回や優れた患者ケアを提供しようとする多数のチームをサポートしています。
「一番の利点は、オンボーディングが不要だったことです。チームに招待メールを送ったところ、スムーズに対応してくれました。チームの反応はとても好意的でした。」
さらなる活用
「Verkadaを使えば使うほど、このテクノロジーでさらに成功する方法が見つかります。複数の建物を管理している人にはお勧めです。」
Verkadaの最初に導入した際には、多数の場所にある75台のカメラを交換しました。あまりにもスピーディにカメラを設置できたことにチームからは驚きの声が上がり、そのままほかのサイトにあるCCTVの交換もLee Humphries氏が行うことになりました。
Verkadaについて詳しく知りたい場合は、ハイブリッドクラウドセキュリティの紹介ウェビナーに参加して、その実際の動作をご覧ください。