郵船ロジスティクス
130,000
倉庫面積(平方フィート)
クラスA
TAPA認証
24時間年中無休
可視性
45か国で550の事業を展開する郵船ロジスティクスは、国際貨物輸送、コントラクトロジスティクス、サプライチェーンソリューションの大手グローバルプロバイダです。60年以上にわたって様々な業界の大企業や中小企業と提携し、物流業務を改善してきました。テクノロジーと業務革新の最前線に立ち続けることで、顧客のニーズや目標、ビジネスを深く理解し、戦略と成功を推進してきました。
情報技術(IT)・コントラクトロジスティクス・施設担当ディレクターのGene Stec氏は、テクノロジーを活用して、カナダのITインフラストラクチャ、製造、および物流を整備しています。同氏は日頃から、高い費用対効果を上げて効率的に結果を達成することに注意を払い、多数のプロジェクトを管理しています。部門の責任者と緊密に連携し、ワークフローの生産性を最大化するソリューションを実装しており、セキュリティカメラシステムは、そうしたソリューションの1つとなっています。
課題
「当社はセキュリティを必要とする大型倉庫を所有していますが、過去に使用していたセキュリティカメラは、TAP認証の自己評価をかろうじて満たす程度でした。」
Stec氏が引き継いだのは、デジタルビデオレコーダー(DVR)に接続された旧式のアナログカメラシステムでした。このシステムでは保存期間が限られており、画質も悪く、イベント発生時にチームにリアルタイムで通知するアラート機能もありませんでした。Stec氏にとって再考のきっかけとなったのは、このシステムが、輸送中や保管中の紛失を防止するセキュリティ仕様への準拠を表すTransportation Asset Protection Association(TAPA)認証の監査で不合格になりかけたことでした。郵船ロジスティクスは、TAPAが国際的に認定する最高レベルのセキュリティを示す最新のクラスA認証を取得し、企業として高い基準を設けています。
Verkadaを選ぶ理由
「私は、Verkadaをすべての人にお勧めします。IT業界に勤務した30年間で、様々な価格帯のカメラを使用してきましたが、Verkadaに匹敵するものはありませんでした。Verkadaカメラなら、シリアル番号をスキャンするだけで、2分で準備が完了します。設置する人にとっては夢のような話です。」
Stec氏は13万平方フィートの倉庫全体の可視性を拡大し、倉庫管理者が、担当部門をいつでも即座に把握できるようにしました。運用面では、セキュリティイベントの発生時に保護、検出、テスト、および対応を行うポリシーと手順を合理化しました。内蔵ストレージとクラウドベースのバックアップの両方を備えており、高いサイバーセキュリティと帯域圧迫のないソリューションを提供してくれるという点でも、Verkadaは、Stec氏の求める条件を十分に満たしていたのです。
転送時および保存時の暗号化と自動更新
「サイバーセキュリティがVerkadaを選んだ大きな理由です。セキュリティホールがないかしっかりと検証し、もしあれば、どのような侵害の可能性があるかを精査しました。そうした厳格な審査に、Verkadaのセキュリティインフラストラクチャは合格しました。転送中および保存時の暗号化と自動パッチを備えていることが、強力で健全なフレームワークにとって重要な要素となりました。」
ITとサイバーセキュリティの脆弱性を軽減するために、Stec氏は広範囲にわたってVerkadaソリューションのセキュリティ監査を行いました。ハイブリッドクラウドシステムでは、ビデオ映像はカメラ内とAmazonウェブサービス(AWS)がホストするクラウドベースのサーバーの両方に保存されます。ビデオデータは、RSAとAESの暗号化標準を使用して、保存中(カメラとクラウドの両方)および転送中(ネットワーク経由)に暗号化されます。
脅威をリアルタイムで特定して対応できるよう、Stec氏は、異常なアクティビティがあれば即座に通知を受け取り、初期対応者にSMSまたはメールを介して、ビデオの直接リンクを迅速に共有できます。セキュリティ更新が自動的に行われるため、カメラには常に無料でパッチが適用されます。
信頼性の高いハイブリッドクラウドストレージを低帯域幅の要件で実現
「カメラの使用する帯域幅はわずかなので、インフラ全体への影響はほとんどありませんでした。映像の質の低下や中断を心配する必要もありません。」
ネットワーク負荷とユーザーエクスペリエンスのバランスをとるために、Verkadaカメラは、カメラあたり20 Kbps未満のアップリンク帯域幅を使用して、メタデータストリームを20秒に1回クラウドに送信する「定常状態」で動作します。帯域幅が増加するのは、許可されたユーザーがライブビデオまたは録画ビデオをリクエストした場合のみで、その後、帯域幅の使用量は定常状態に戻ります。
帯域幅と信頼性に並び、ストレージ容量も、Stec氏にとっては重要な基準でした。「この業界では、7~30日間の保存期間とクラウドバックアップのオプションが求められます。」Verkadaは、最大365日間のオンボードストレージと無制限のクラウドアーカイブを備えており、重要なストレージ要件にも対応できます。
カスタムユーザー権限、アラート、および移動先からのアクセス
「倉庫管理者は、担当エリアのカメラにアクセスできる独自の権限を有しています。移動中でも、携帯電話から状況を確認できます。」
Stec氏は、ユーザーの役割ごとのニーズに基づき、権限に制限を設けています。倉庫管理者は自分が担当するゾーンのカメラにのみアクセスでき、受入担当者は出入りを映し出すカメラに限定した権限を与えられる一方、社長はすべてのカメラに完全にアクセスできます。チームメンバーの登録は、迅速かつ簡単に完了しました。Commandセキュリティ管理プラットフォームは、エンドユーザーを念頭に置いて簡単に操作できるように設計されています。「学習に労力をかけなくてもすぐにCommandの使用を開始できました。オフィスでデモを行い、ユーザーにアカウントへのリンクを送信するだけで済みました。」またStec氏は、異常なアクティビティ、カメラのステータス、要注意人物、混雑状況に関するカスタムアラートを設定し、対応が必要なイベントが発生した場合に、自分とチームメンバーに即座に通知が届くようにしています。
今後の展望: 海外での利用拡大
「Verkadaは直感的で使いやすく、いつでも必要なことが実行できます。要注意人物アラートなど、継続的に追加される各種の機能にも満足しています。」
最初の導入に成功したことを受けて、Stec氏は、カナダ全土および海外の他の施設にもVerkadaの設置を検討しています。テクノロジーとソフトウェアの進化に伴い、Stec氏は引き続き関係者と緊密に協力しながら、Verkadaを使用してセキュリティプロセスを改善し、ワークフローの効率性を最適化しています。
Verkadaを組織でお試しになりたい方は、無料トライアルカメラにお申し込みいただくか、毎週開催されるウェビナーにご参加ください。