Verkadaでは、製品チームとエンジニアリングチームが、20,000社を超えるお客様のために製品の改善を続けています。2024年2月のローンチイベントでは、画質、ストリーミング、帯域幅管理など、さまざまな面で強化された機能を紹介しました。さらに、以下のようなプラットフォーム全体の改善も発表しました。
Miniシリーズの新しいカメラ「CM22」
iOSとAndroidで利用可能な、新しい「Command」モバイルアプリ
単一管理コンソール「Command」の操作性向上とアラート機能の拡充
エンタープライズ規模での入退室管理を容易にする新ツール
これらの製品に関するマイルストーンについて詳しくは、以下をご覧ください。
ビデオセキュリティ
新カメラモデルCM22を発売し、Miniカメラシリーズがさらに充実しました。Miniシリーズから、様々な分析機能、IR(赤外線領域)、オーディオ、画像解像度のオプションを備えた4種類の異なるモデルをご提供することで、お客様がそれぞれの要件に応じて適切なカメラをお選びいただけるようになっています。 新発売のCM22は、IR(赤外線)範囲が10メートルの3メガピクセルカメラです。CM22はモーション検索と軌道分析機能を備えており、256GBのストレージを搭載し、最大30日間のオンボード保存が可能です。
プラットフォームの使いやすさ
私たちは、使いやすい製品を提供できるよう努めています。そのため、直感的な操作性を実現することが、新機能を設計する際の最重要事項となっています。同時に、既存の機能やワークフローを改善するために、常にお客様からの意見を参考にしています。いただいたご意見をもとに改善した、モバイルアプリ、Webとモバイルの両方におけるログイン体験、そしてアラートワークフローの中核となる部分をご紹介いたします。
モバイルアプリのアップデート
iOSとAndroidのCommandアプリに、新たなナビゲーションとクリーンな外観が加わりました。ユーザーは、Web版とモバイル版のCommandでより一貫性のある操作ができるようになります。モバイルのユーザーインターフェースが刷新され、外出先でのCommand操作もより簡単になりました。
製品間の切り替えやデバイスの追加がスムーズになったほか、モバイルアプリの人物検索や車両検索といった主要機能に簡単にアクセスできるようになりました。
Face IDおよびTouch IDでの迅速なログイン
モバイルデバイスまたはWebのどちらを使っていても、Commandへのログインは迅速かつ簡単で安全であるべきです、今回の最新リリースにより、ユーザーはほかの多くのアプリと同様に、指紋認証、顔認証、またはセキュリティキーといったパスキーを使用して、Webとモバイル両方のインターフェースからCommandでの認証とログインができるようになりました。パスキーは安全性が高いだけでなく利便性も高く、特に緊急時にはCommandへの迅速なアクセスが可能になります。
新しいアラート作成フローと連動したデバイスアクション
Commandは、高性能なアラート機能によってセキュリティチームが先手を打つ対応をとれるよう支援します。アラート受信ボックスでは、管理者とアラート受信者がすべての通知を一元的に作成、管理できるようになりました。
私たちは作成プロセスを完全に合理化し、脅威が発生する前にお客様が対応できるよう、より簡単にアラートを設定できるようにしました。さらに、管理者はVerkadaエコシステム内のほかのデバイスをアラートに応答させることが可能になりました。例えば、ライン横断アラートを設定し、アラート発生時にBZ11 ホーンスピーカーから事前録音されたメッセージが自動で再生されるようにすることで、侵入を抑止できます。
インシデント調査と対応のための主要な機能
何らかの問題が発生した場合には、脅威を素早く特定し、リアルタイムで対応できるツールが必要です。前四半期には、問題発生後のデジタル証拠の管理、報告、迅速なフォローアップを実現する「インシデント管理」機能を導入しました。そして今期、リアルタイムでの調査とアラート機能への投資を拡大しました。
最新リリースでは、2種類の新たなアラートタイプを導入し、要注意人物(POI)の検知を活用した新機能を実装しました。さらに、新しい「ショートカット」機能により、複数のカメラを追いかけて、対象の被写体をリアルタイムで追跡できます。
ライン横断と徘徊を知らせる新たなアラート
ライン横断アラートでは、人や車両がデジタル的に設定した線を特定の方向に横切った場合に、アラートを作動させることが可能です。これは、フェンスを越えるなどの不法侵入を監視する場合に便利です。さらに、人または車両が指定された場所に長時間とどまった場合に作動する、時間を基準とした徘徊アラートも設定できるようになりました。
リアルタイムの要注意人物(POI)検出と要注意ナンバープレート(LPOI)の連携
Verkadaではすでに高性能なPOIアラート機能が利用可能で、POIが敷地内に侵入した場合、数秒以内にメールやテキストメッセージでユーザーに通知できます。ただし、多くの場合、ユーザーはライブカメラフィードでPOIの通知を受けることを望んでいます。リアルタイムPOI検出では、カメラがPOIを捉えると0.5秒以内に特定してハイライトされるため、より迅速な対応が可能になります。
また、要注意人物(POI)と要注意ナンバープレート(LPOI)を関連付ける機能も追加しました。これで、LPOIアラートを受信すると、関連するPOIが自動的に表示され、施設内で撮影された該当者の映像すべてを簡単に引き出せます。
ショートカットで複数のカメラを使って被写体を追跡
ライブ調査では、建物内を移動する被写体を追跡するのは困難な場合もあります。例えば、次に切り替えるカメラを正確に把握していないと、リアルタイムで被写体を追跡し続けることはできません。Commandのライブフィードの設定によっては、切り替え先がすぐにわからないこともあるでしょう。
この作業を簡単にするために、ショートカットを開発しました。カメラフィードの上に重なって表示されるアイコンを使って、クリック1つで近くのカメラにアクセスできるようになりました。ショートカットは簡単に設定できます。切り替え先のカメラをスムーズに選んで、人や車両をリアルタイムで追跡できるようになります。
エンタープライズ規模のドアセキュリティに対応
Verkadaのアクセスコントロール製品は、現在6,000以上の組織の安全を確保し、1日あたり250万件を超えるロック解除を実行しています。当社の顧客基盤には、何千もの大規模な公共機関や商業団体が含まれており、私たちは、必要とされる可視性、拡張性、および制御機能を提供するドアセキュリティソリューションを構築することに集中的に取り組んでいます。
大規模なインターホン管理
大学や病院のような大規模な組織では、何十台、何百台ものインターホンからの通話を1つの場所(統合セキュリティオペレーションセンターなど)に転送する必要があります。最新リリースでは、受信者はCommandでインターホン通話を同時に表示、受信できるようになりました。また、SIPフォンの一括登録により、大規模なインターホンのセットアップと設定が容易になりました。これにより、ユーザーはデバイス間の通話ルーティングを管理し、多数のインターホンを同時に設定できます。
大規模なドア管理
今回のリリースには、大規模で複雑な導入のためのアクセスコントロールポリシーや管理、アラート機能も含まれています。新しいドアアクセスレポートにより、管理者は誰がどのドアへどのようにアクセスできるかを迅速に把握できます。また、アンチパスバックのバッジ機能もリリースします。管理者は、ユーザーが出口ドアでバッジアウトをしないまま、設定されたエリアに連続して2回アクセスするのを防げるようになりました。最後に、ダブルバッジをご紹介します。この機能では、利用者がカードリーダーに認証情報を2回タップするだけで、ドアロックの有効、無効を切り替えられるようになります。